永side


「怜央くん、ケーキありがと!」


『美味しかった?』


「うん!やっぱりショートケーキが一番♡」


可愛い笑顔で怜央にお礼を言う、琉月ちゃん。


せやけど怜央に向けるんわ、妬ける…。
怜央も琉月ちゃん狙いやし。


「本気出さな、アカンかな。」


「何をよ。」


「ゆ、豊ちゃん!?今の聞いてはった…?」


「アンタなんかに琉月はやんないわよ。」


「…怜央なら渡すんか?」


「アイツにも渡す気はない。」


そんならまだチャンスはあるんやな。


これから琉月ちゃんに
どうアタックするか改めて考え直した。


永sideEND