君の涙を拭うのは



「そ、そろそろ席に着こっか。
私の番号も見て貰って良いかな?」


『琉月ちゃんは12番だよ。』


「怜央くんは何番…?」


『俺は22番。席は意外と近いね。』


なんと斜め前が琉月ちゃんだった。

隣じゃなかったのは残念だけど
離れてなかっただけでも良しとしよう。


「良かったぁ〜…。
斜めだけどお喋りしようね!」


『そうだね。』


これからが楽しみだ。