君の涙を拭うのは



蝶舞side


昼ご飯を終えて自分の教室に戻る。


「ちょっと、菅原くん。
ジュース買うの手伝って!」


「ええでぇ〜♪」


城凪くんと琉月が
先に戻るのを確認して足を止める。


「蝶舞ちゃん、ジュース買うんやないの?」


「どういうつもりなの?」


「…なんの話や?」


分かってるくせに知らばっくれる。


「豊を刺激する様な事言って何がしたいの。」


いつもおちゃらけた顔をしてるのに
この時の菅原くんは違った。