君の涙を拭うのは



「すんげー嫌そうだな(笑)」


『すんげー嫌。』


素直な気持ちを言うと高笑いをする瑛樹。


「じゃあさ、誰か良い子居ねぇ?
俺もそろそろ彼女欲しい。」


『俺の知り合いは蝶舞と豊だけだな。

あー……一応美華って奴も、
コイツはオススメ出来ねぇけど。』


琉月は許しても俺は根に持つぞ。


「豊…あーもしかして、西条 豊か?」


『あぁ、同じクラスなんだろ?』


「パス!!
俺、あんな気の強ぇ女嫌いなんだよな。」


確かに気は強いな。


『でも、友達想いの良い奴なんだよ。』


口はかなり悪いけどな……。
それをどうにかすればモテる筈。