君の涙を拭うのは



琉月side


あれ?私、今なんて言った??


怜央が驚いた顔で私を見てる。


" 怜央も離れてくの……?"


「じょ、冗談冗談!!」


裾から手を引っ込める。


重い女って思われたかな……。


『んー…。
じゃあ、帝だったら琉月を月に返さなくて
彦星だったら天の川泳いで毎日会いに行くよ。』


「え?」


その言葉に怜央の顔を見ると無邪気に笑ってる。


『そしたら離れ離れにならないだろ?』


「ッ/////」


嬉し過ぎて恥じらいも忘れて抱き着いた。


琉月sideEND