「織姫もヤダ! そう言われれば星とか月に関する物語って 悲しい結末のしかないんだね……。 あんなに綺麗なのに。」 『なんでだろうね。 逆に綺麗だけど、 決して手が届かないからって意味なのかも。 捉えた方次第っても醍醐味だね。』 ギュッ… 「怜央も離れてくの……?」 悲しそうな顔で琉月が俺を見上げていた。