君の涙を拭うのは



「怜央、バスケ止めるの?」


永の頭を鷲(わし)掴みにしていると
豊がジュースを手渡して聞いて来た。


『瑛樹がして欲しそうだったからな。
試合には出れなくてもやれる事はある。

アドバイスとか……盛り上げとか?』


「盛り上げって何するの?
アニメとかで見るチアとか??」


「琉月……そんなのやってるとこ居ないから。
逆に選手の気が散るでしょ。」


「チアかぁ〜…えぇなぁ〜ԅ(♡﹃♡ԅ)グヘヘヘ」


……永、キモッ!!!