「そ、そうだな!」 『頑張ろーな。』 相手も本気で来るだろーし。 「そろそろ始めるぞ!整列!!」 審判に促され、整列をする。 『……ん?』 視線を感じ、前に並ぶ対戦相手を見ていくと ジーッと俺の顔を見る男が一人。 コイツ、なんで俺を見てるんだ? 名前出てこねぇし…でも、なんか見覚えが。 「なぁ、アンタ…城凪 怜央だよな。」 『……そうだけど?』 「ずっと、決着をつけたいと思ってたんだ。」 ……その前に俺とどこで会ったんだ?