「女一人とは限らんかも。
琉月ちゃんが一人ん時狙うて連れてく位や。」


永の言葉に一同青褪める。


「と、とにかく探そ!!」


『隠れやすそうな所から回るぞ!!』


「ちょい待ち!一つ浮かんだ!!

この学校、屋上近くに使われてへん資料室が
あるって小耳に挟んだ!!」


『案内しろ!』


関西弁と標準語がごちゃ混ぜになってる事は
頭の隅に追いやって、永の後ろを追った。