君の涙を拭うのは



琉月side


「ねぇ、美華ちゃん。
こんな所で話ってなんの話するの?」


「ん〜?内緒の話だよ??」


美華ちゃんが入ったのは、
埃っぽい臭いがする資料室。


埃が舞ってむせそう…。


「星河さんって、怜央くんと付き合ってるの?」


「え?」


「だから…「怜央くんと付き合ってるのか」って
聞いてるんだけど〜?」


これって正直に言って良いんだよね…?


「う、うん。
付き合い始めたのは最近なんだけど/////」


「……へぇ〜。」


この時、私は完全に浮かれまくってた。

美華ちゃんが
不敵に笑っていたのを良く見てなかった。


琉月sideEND