君の涙を拭うのは



琉月side


「ゲホ…ゴホ……怜央の野郎ぉ〜!!!」


「菅原くんがイジるからだよ!」


「私にはわざとして、
やられてるようにしか見えないんだけど。

…タラシってドM??うわ…キモッ!!」


豊が永くんを虫けらのように扱い始めた。


「まぁまぁ(笑)」


「止めても無駄だね〜。
私、ちょっとトイレ行って来るね!」


「いってらっしゃい!」


蝶舞ちゃんがトイレに行き、
私は二人のやり取りをずっと見てる。


「俺はドMやない!」


「へー?顔からしてMじゃん。」


「私、ジュース買って来るねぇ〜♪」


盛り上がる?二人を置いて、
ジュースを買いに行った。