永side 不意に感じた重みに少し驚いた。 「ゆ、豊ちゃん!?」 「…何よ、背中借りてんじゃない。」 まさかこうなるとは思わへんかった! 「私は、琉月が幸せなら嬉しい。 中学の時に周りから遠ざけてたんだよね。 だから…背中押さなくてどーすんのよ。」 「…そーやったんか。」 豊ちゃんは自分よりも 琉月ちゃんを優先するんやな。