『悪ぃ悪ぃ(笑)』
「ほんなら、
なしてそーなったか聞かしてくれへん?」
永の顔が引き攣ってんな。
抜け駆けされた事に怒ってんのが丸わかりだ。
『お前ら撒いた後に告って、叶った。』
「ご、ごめんね?
二人でって約束だったから…。
あ!でも、皆と遊ぶのも楽しいよ!?」
「んもぉ〜♪
琉月は気にしなくて良いの!
ハラハラしたけど上手くいって良かった!!」
蝶舞が俺にウィンクする。
『蝶舞、協力ありがとな。』
蝶舞が居なかったら、
豊と永は探し回っていただろうし。
「いえいえ♪」
想いを伝えられたのも蝶舞のおかげだ。



