君の涙を拭うのは



「タラシぃーーーーーーーー!!!!!
その手は何!?は!?ああ゛!!??」


豊さん…貴女はどこのヤクザですか……。


「ゆ、豊…落ち着いて!皆が見てるから!!」


俺に掴みかかろうとする豊を
蝶舞が必死に止める。


ありがたや〜。


「せやで〜?
まぁ、俺もなんでそないな事になったんか
知りたいんやけどなぁ〜??」


分かってるくせに…。


『丁度良かったね?琉月ちゃん。』


「うん!」


めっちゃ嬉しいそうに頷くとか反則。


『俺達、付き合う事になったから。』


見せびらかすように繋いだ手を見せた。