君の涙を拭うのは



『気に入った?』


「うん!すっごく気に入った♪♪」


付けてくれなかったとか気に入らなかったらとか
色々考えたけどそんな考えは全部吹き飛んだ。


「毎日付けるね!」


『うん。』


恥ずかしい思いをしたけど、
こんな嬉しそうな顔を見れるなら良いもんだな。

冷やかしは勘弁だけど…(汗)


「ねぇ、怜央くん…?」


『ん?』


自然に繋がれた手を見つめ、黙り込む。


「も、もし!怜央くんが秘密に付き合いたいなら
出来るだけ誤魔化すねッ!!」


んん??


『ちょっと待った。』


「で、でもね!?
いつも遊ぶ豊、蝶舞、永くんには言いたい!!」


『う、うん…「それも駄目…?」』


俺は『口外するな』とは言ってないぞ?