「お待たせぇ!!」
『そんなに慌てなくても良いのに。』
息を乱して苦しそうだ。
「遅刻しちゃったら駄目だもん!」
『まだ早いから遅刻しないよ。』
「それじゃあ、Let's go♪」
琉月ちゃんが跳ねた時に
首元にキラリと何か光った。
『それ、付けてくれたんだ。』
「う、うん/////」
俺が琉月ちゃんに買った星のネックレス。
派手過ぎず、シンプル過ぎないから
一目で気に入った。
" すみません、これを。 "
" あら♪
星のモチーフなんてロマンチックね♪♪"
" そ、そうですか。 "
" んふふ♪若いわねぇ〜♡♡ "
買う時が一番苦労したけどな……。
あの店員はタチが悪い。



