君の涙を拭うのは



琉月side


ピッピピ♪ピッピピ♪♪


いつもなら疎ましく思う目覚ましの音色で
心地良く起きる事が出来たのも、

全ては昨日の出来事があったから。


「制服…これで良いかな?」


前以上に身だしなみに気を付けてしまう。
メイクもナチュラル!髪もOK!!


「よし!どんと来い!!」


と言いつつ全身鏡をチラチラ見てしまう私は
変人かな?(笑)


ピンーポーン…


「あ!」


自分の部屋から勢い良く飛び出し、
玄関の扉を開ける。


『おはよう。』


太陽のせいかな?
貴方がいつも以上に輝いて見えたの。


琉月sideEND