「むうぅ〜……。」
『膨れちゃった(笑)』
ほっぺたがリスみたいに膨れてる。
「もう!星を見よ!!!」
ドスドスと聞こえそうな位で足を進める。
『分かったから落ち着こうな?』
グイグイと引っ張る琉月ちゃんを
自分の方に軽く引っ張り返した。
「んにゃ!?」
ありゃ、強過ぎたか。
軽くのつもりだったのに、
俺の腕にスッポリと収まった。
『ごめんごめん(笑)ちょっと強かったね?』
俺より低い位置にある頭を撫でる。
「………………。」
『…琉月ちゃん??』
急に無口になってしまった事に慌てた。
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