隣のブランコに座った君は自分用のココアを開けて飲んだ
「んで…話してみなよ。涙の原因あるんだ ろ?」
やめて、お願いだから聞かないで
「…いや多分これは言っちゃダメなやつだと 思う 聞いたらあたしのこと絶対に嫌いになるから」
「それはないよ、おれが保証するから」
「…ふふっありがとう、でももう元気になっ たから帰るね、話せなくてごめん」
「そっか…あーまぁ確かにもう遅いしな。
てかいきなり合ったやつに簡単に話せ ねーよな、ごめん」
「そっ、そんなんじゃないよぅ〜!…あ!コ コアとマフラーありがとう」
「ん、あ、マフラーは寒いから家まで付け てきなよ。また会ったら返して、な?」
「えっそんな!でも洗ってすぐかえしま す!」
「ほんじゃーな」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみなさいっておいっ(笑)」
彼が見えなくなるまで手を振ってた気がする
あーあ、さっきの時間が永遠に続けば良かったのに

