放課後呼び出されて

行こうか行くまいか悩んだけど
裕二君にも伝えたから
行こうと思った。


あいつは何にも喋らないし、
本当に何がしたいのかが分からない。

「 ねぇ、話って何?」

本当は話したくもなかった。
でも、早く帰りたかったから…

「 響月ちゃん…」

ニヤニヤしながら呼ばれて
鳥肌が立った。
名前を呼ばれるだけなのに

「 何?」

「 どうして避けるの?せっかく僕が守ろうとしてるのに…あ!!もしかして、まだ気づいてなかったの?」

嫌な予感がした。

「 僕が贈り物を送ったりしたんだよー…嬉しかったでしょ?僕の響月ちゃんって言う証拠に贈ったんだよ。」


意味がわからない。
私は山中雄輔の物じゃないよ。

「 わ、私はアナタのものじゃないよ?裕二君の彼女だよ?気持ち悪いからそんな事もうしないでよ…」

「 え、、、響月ちゃん。何でそんな事言うの?…あ。花咲に脅されてるの?そんなんだろ?そっか…じゃ僕が懲らしめないとね」


ニヤニヤしながら
山中雄輔は走って教室を出て行った、