スーツの王子様~episodeZERO~

事件が起こったのは




山中雄輔と裏通りでぶつかってから




丁度1週間後…





私はお客様を送りに行って
その帰りに、酔を覚ますため
外でスマホを扱っていた。



「 あの…すいません。神崎響月って女の子見ませんでしたか?」



「 あ、はい。私ですけど…なにか…」


喋りながら下に向いていた顔を
上げた瞬間…

私の体は固まった。



だって、山中雄輔がいるんだから。



多分、おかしくない為にスーツまで着ている。
でも私はすぐ分かった。

だって全然変わってないんだから。