スーツの王子様~episodeZERO~

山中雄輔は

ゆっくりと

私の手錠と足枷を取った。


自分の手首と足首は

赤くじゃなく、青地味になっていた。

そりゃ痛いわけよね。




ん、、、、私は大事な事を忘れてる…


えっと


あ…


裕二君


「 ねぇ、早く帰っていい?私今から裕二君と出かけるの、早く待ち合わせに行かなきゃ」

言った途端


山中雄輔が

キチガイのように笑い始めた。