スーツの王子様~episodeZERO~

~ある日~


私は久しぶりに裕二君とデートをするため
待ち合わせの場所に向かってた。



なんせ、2年生の冬ぐらいからデートは
してなかったから
10分も早くついてしまって、ぶらぶら歩き回ってたの。



そしたら、リードを付けた可愛い子犬が
近くにやって来たの、

私は子犬が大好きだったし、デートの時間もまだ間に合うと思って
その子犬に付いて行っちゃったんだ。



その子犬は公園の近くで止まって
何処かに逃げてった…

私はどうすることも出来なくて
来た道を戻ろうと思ったら…


ドン…




「 響月ちゃんは前から子犬が大好きだよね。」と


微かに聞こえる声…


どこかで聞いたことがあったけど



頭が痛すぎて


思い出すことは出来なかった。



そのまま、私は気を失ったの…。