なみだシズク。

「…で、ほんとのところ、何してたのよ?」


ゆうちゃんがジッとみつめてくる。


その視線に耐えきれなくなり、仕方なく、私はさっきの出来事を全てゆうちゃんに話した。


聞いている途中、ゆうちゃんは何度か目を見開いたり、ニヤ〜ッとしたりしていたけど、

話しが終わってからは特に何も言ってこなかった。


ただ一言、

「大変だったね。」

って、それだけ。


ゆうちゃんから聞いてきたのに、それだけ!?


と、ちょっと拍子抜けした。



すると、ゆうちゃんが何かを言おうと口を開きかけた。


その時ちょうど…


チャイムが鳴ってしまった。


「はは、鳴っちゃった…また後でね。」


ゆうちゃんはそう言うと、自分の席に戻っていった。


ゆうちゃんの席は、私のちょっと近くだ。



授業がはじまった。


社会の、おじいちゃん先生だ。


あんまり声量がないため、まるで授業が子守唄のようだ。


みんな、すごく眠そう。