「ばーか」 じゃれた言い合いに、わたしは胸を苦しめる。 「ばかじゃないし!」 言い返す言葉もいつもと同じ。 君のくしゃっと笑うその笑顔も 何も変わらない日々。 じゃれた後に必ずじゃあなと言って頭を撫でてくれる仕草に 好きだって思わされるのも いつもと同じ毎日だった。