なんとか落ち着いた私を見て

「よし、行くか」

周りをキョロキョロ見渡して物陰から出る

こんな怖い経験したことないのに…

なぜか安心している自分がいる

それは圭人といるからなのかな…



「おい」

「ん?」

「これから毎日送ってくから」

「は?!いいってば!」


「あのなぁ、あんなストーカー目の当たりにしてほっとけるわけねーだろ
彼女とか関係なくな」

「な、なによ……………ありがとう」

「ん、素直じゃん」

「いつも素直よ」

「お前それまじで言ってんの」

「うるさいわね」

私たちはまた手を繋ないで私の家に向かった



「今日はありがとね」

「なんだよ改まって
まぁ彼氏として当然のことしただけだし」


そんな笑顔むけられたら、

ドキッとするじゃんか、ばか