竜が言うなら仕方ない。

素直に頷いてカバンを持って事務所を出た。

「あぁ、お腹空いた。」

「クスッ。なぁ、彩音、嫌なら辞めてもいいんだよ。」

「ヤダ。暇になるのは・・・」

そりゃあ、竜の給料は普通より多いと思う。

パパかお爺ちゃんが金額を決めてるし・・・。

「ならさぁ、永遠兄を怒らせるなよ。」

斗真の時、永遠兄の機嫌が凄く悪かったので、竜はコリゴリとか言ってた。