「週末にはマンションを引き上げようか」

「うん」

「竜、車で、花のマンションから週末までの荷物を運ぶから、連れて行ってくれ」

「はい」

「彩音も行く。ママ、あかり、佳輝、みてて」

「いいわよ。いっぱい、人ではあるのだから」

3人で向かう時、彩音は『よかったね・・・花ねぇ』と喜んだ。

「彩音ちゃん、冷蔵庫の中身、全部、持って行くから頼めるかな?」

「いいよ。あと電源抜いておくね」

俺も花ねぇちゃんが準備中、彩音を手伝った。