「まぁ、來斗、僻むな」

「でも、俺達も傘下に入れて財閥が維持できりゃあ、問題ないがな」

俺は兄貴達と飲み続けた。

「パパ、ルミ叔母ちゃん、みずきねぇちゃん、真帆叔母ちゃん、有里叔母ちゃんがおこずかいくれたよ」

恵がもらったってやってきた。

「ありがとう、言ったか」

「うん」

頷くと、ルイさんが『叔父ちゃん達も可愛い恵ちゃんにあげるぞ』って。

「ありがとう」

受け取りながらニコニコし、ルイさんが膝に乗せて抱いた。

年が離れてる分、可愛がられている。