「あいつも守れる女が出来れば大きくなるだろうな」

「これからですよ」

「そうだな」

飲んでると突然、桜が弁護士とやって来た。

斗真と響にお祝いを持って来たらしく、すぐに帰ったが・・・。

久しぶりに桜の姿を見た。

恵も吹雪も響もどう思っただろうか・・・。

「望、お前は気にしなくていい」

「でも」

「ただ子供達に後で話しを訊いてやればいい」

「ルイさん」

「俺達の家業は抗争になればいつ命を落としても仕方ねぇ。

それに比べれば、離婚した母親にあったくれぇはどうってことない」