兄貴が斗真の卒業式で、皆を集めてお花見をすると。

恵は大喜びだ。

来週は響の中学校の卒業式。

高校は十也さんの高校に入学が決まった。

龍王の総長をしてると便利だからって。

俺はどこでもいい。

俺にとっても兄貴にとっても母校だから・・・。

親父達も何も言わない。

『響に任せよう』って言ったしな。

來兄から再婚の話が出た。

こんな身体でする気もない。

すると『お前にとって、唯一の少女はあの子じゃないか』って匠兄が言った。