「そうか、おめでとう。

立木に婿に入るんだろ?」

「あぁ。でもまだ、相手の組が諦めてねぇんだよ」

「はっ、どうするんだよ」

「だから、組から戻れねぇんだ」

「お前も大変だな」

「竜お兄ちゃん、ママ達が焼きなさいって」

「おう、恵ちゃん。任せろ。響達、取って来い」

「はい」

伝言を受け取り、焼き始めた。