「考えてみるよ・・・俺も吹雪も」

「兄貴」

「吹雪もいろいろあるだろうが、竜兄が親父達に言わないまま来てくれたんだ・・・なっ。」

「焦る必要もないからな」

俺が立ち上がったら『帰るのか』って。

「あぁ、家で、待ってるだろうし、俺も子守しないとだからな。

お婆ちゃんの家に帰るわぁ・・・」

「今日は俺も帰って、恵と遊んでやることにする」

ほらな吹雪は恵ちゃん思いだからな。

「俺も早めに帰るから」

「おう、じゃあな」

吹雪を連れ倉庫を後にした。