「斗真に経営学を学ばせるから、2人で建設会社を持たせる。

それで、あの施設の工事をしてやれ。

きっと金では、2人は受け取りそうにない。

見た感じだいぶ傷んでいる。

数年は大丈夫そうだからな。」

「あっ、はい」

やっぱりスゲー人だと思う。

やっぱり憧れな存在だ。

俺はその日、夜間窓口で婚姻届を提出して“北条竜”になった。

夕食を皆で食べて、実家に戻ると斗真もいて、斗真にも告げられた。