「おっ、もう少しだな・・・夏」

・・・そう寝返りをしそうで出来ない夏ちゃん。

あと一歩なんだよね。

「明日は、望、桜に合わせるんだろ?」

「うん。イブって言われたけど、ちょうど休みでお袋がパーティーするって言ってたから、明日になった。

息子達は今は嫌がったから、恵だけなんだけどな」

「よかったな・・・恵。」

あれ、恵ちゃん、嬉しくないの?

「竜君が今回、待ち合わせに連れて行ってくれるんだ。

斗真の送り迎えの時に・・・」

斗真は車の免許を取りに行き始めた。