「兄貴は桜は、身体を重ねられない事や、マンションで生活したいと言う事は別れたいんじゃないかって・・・。

それをまだ、認めたくないから、あれこれ言うんじゃないかって・・・。

俺は親と別居するつもりはない。

俺がケガしなかったら、少しの間マンションで暮らしてたかも知れないが、家に戻ってた筈だ。俺のケガで、兄貴に親父が俺と暮らす為、改装していいかって、兄貴に訊いて今、俺が親と暮らすようになった。

その家を出るつもりはない。」

「・・・お兄さんが」

「あぁ、桜は家に戻るつもりがないんだな」

「そ、それは・・・」

ガチャ。

「望、この書類・・・」

親父が入ってきた。『桜と話し合ってたのか・・・悪いが目を通してくれ』と書類を渡された。