お祝いで、斗真達が花を連れて来てくれた。

「花、おはよう」

「望兄ちゃん、おはよ」

花が笑ってくれるよになった。

「叔父さん、夏、頼む」

ソファーに座る俺に斗真は夏ちゃんを渡した。

懐かしいなぁ・・・。

響も吹雪も恵もこんな時があったなぁ。

・・・結局、俺は桜は抱けないまま、どうしても欲しいと言うから体外受精で授かった3人。

そん時だって、お袋は『無理しないでいい』って言ったが、桜の意思を尊重したっけ。