「帰るなら1人でね。孫は置いていってちょうだい」

「お袋」

「恵だけは・・・」

「駄目よ。うちの孫ですもの」

「斗真、吹雪と恵、連れてこい」

それから、斗輝さんが恵ちゃんに決めさせた。

恵ちゃんは『花ねぇちゃんに会いたい』というので、桜叔母さんは実家に戻ることになった。

仕事には出るから、爺ちゃんや叔父さんはいいだろうけど・・・。

「お互いに考えろ。花には来るように言うから」

纏めたのだった。