花ねぇが来ないから、親父も婆ちゃん、爺ちゃんも機嫌が悪いとか・・・。

あの日も俺達が帰ると、叔父さんと叔母さんも大喧嘩したらしい。

『あなたが、許可するから、響と吹雪が暴走族なんかに入ったのよ』

『決めつけるな。暴走族でも悪いことをするチームじゃない』

『不良が集まる場所に・・・お兄さんも斗真君も入ったから入ったのよ』

『桜ちゃんは誤解しているわ・・・。あなたが支えてないのに偉そうに言わないでちょうだい』

お婆ちゃんまで参戦したとか・・・。

『望のケガだって、あなたを送らなければ、事故に遭わなかったわ。

望の学歴を汚して偉そうに言わないで・・・。

事故後、救ってくれた花にまで・・・私は許さないわ』

「なんか、スゲーことになってんだな・・・響」