「今日、彩音が言い出さなきゃ、花ちゃんは帰ってしまっていたわ。

桜ちゃんの態度で・・・。

今までは我慢して言えなかったわ。でも、花ちゃんを傷つけるならこの家には必要ないのよ。

私に必要なのは、萌佳ちゃんと花ちゃんだけですもの・・・。」

ある意味、婆ちゃんはハッキリと告げた。

「お母さん。」

桜叔母さんは泣きながら言うが、彩音も斗真も睨んでいる。

「それに、響の事も認めてないんでしょ。

竜がかかわってるし・・・」

彩音は俺を言うけど、もしかして総長の事か・・・。

「だって、まさか、暴走族に息子達が入るって思う?

あんな不良な場所に・・・」

「さ、桜、言い過ぎ・・・そんな暴走族に俺も守られ、居場所を悪く言うな」

望叔父さんまで言い返した。