「学校はどうだ」

「まぁまぁです」

「早く資格をとれ」

「いろいろ受けてますよ。斗輝さん」

「でも、なんで、あの名前なんだ?」

「理由はないですけど、親のいない俺を2人が許してくれたし、2人の名前から付けたいって思ってたんです。男の子なら・・・」

これはほんと。

俺を向かい入れてくれた2人の。

「いろいろ考えてたら、うまくいったのが佳輝だったんです。」

「親父もお袋も、萌佳を可愛がってたから、喜んでた。」

会長が命名を紙に書いてくれるんだと言う。