「竜、おかえり」

「ただいま」

チュッとキスをすると、佳輝にもキスをした竜。

パパも斗真も知らん顔。

「竜、俺と役所に行くぞ」

「あっ、はい」

「お前等は、爺ちゃん家に行けるように準備しとけ」

竜に母子手帳と出生届を渡した。

パパと竜が出かけると、『今日も爺ちゃん家でお祝い』と斗真。

「そうだって・・・マンションじゃ狭いし、爺ちゃんの家は広いし叔父さんもいるじゃん」

「そうだよな」