『ふぎゃあ・・・ふぎゃあ・・・』

産声を上げた。

「生まれましたよぉ・・・男の子です」

助産師さんの声が響いた。

「彩音」

竜は泣いてた。

「竜」

「頑張ったな・・・ありがとう」

竜は何度も頭を撫でてくれた。