「なに?」

「竜君が現場で事故に遭ったって、うちのパパが・・・」

「へ?えぇ・・・そ、それで、竜は・・・」

「あかりちゃんがいる病院に運ばれるって・・・

パパが竜君の車をここに届けて、病院に連れててくれるって」

「あっ、うん」

入院してもいいように荷物を鞄に入れて、エントランスで待つことに。

「まりか、急ごう」

泉社長は駐車場に停めてくれて、もう一台の車に乗った。

確か、みずきねぇちゃんのお父さんの筈。