「永遠兄、竜兄、ありがと・・・」

斗真の目は赤かった。

きっと泣いたののだろうな。

あれ、お母さんがいない。

たぶん家に電話しに行ったのか・・・。

お父さん、永遠兄、俺と抱かせて貰った。

小さいけどずっしりと重い。

お母さんが戻ると抱いて、『じゃあ、俺達は帰る』と俺が運転でマンションに。

「竜、仕事、行けるか?」

「少し休んで行きます」

少し寝れれば大丈夫だと思う。だけど、心配かける事になるとは思わなかった。