「なんでよ！ちゃんと説明してよ！」

「あのなぁ、俺の中で澪の事が優先できんくなったんだよ。彼女に対してそれができんくなったって事は、俺の中で終わってしまってる訳。」

「それはそれでもういいよ。でも、会うまでにあと3日くらいしかないんだよ？私が休み取るのどれだけ大変か知ってるよね？」

「それは知ってるよ。ゆっくり休んでよ。」

「ゆっくりも何も、こんなドタキャンされたら友達と遊ぶにも急すぎて予定立たないし、やっぱり出勤します。なんて事も言えないじゃない！」

「俺は会う気はない」

「いやいや、付き合うとか別れるとか、その辺はどうでもいいから、人として責任取りなさいよ。」

そんなこんなで流れで会いに行ってしまった私。馬鹿だ。
いや、流れなんかじゃない。何とか彼を繋ぎ止めたかったのかも知れない。

結局会っても気持ちは変わらず。
また一つ、私の恋が終わった。