でも…
でも…

龍斗くんは妻子持ち…
憧れでしかないし、私の夜働く上での鉄則が崩れてしまうのが恐怖だった。

恋人や家族がいるいないに関わらず、お客さんとは一線を置く。
それが私の唯一のプライド。

でも何だろう…
この気持ちは?

今までに起こった事の無い感情の変化に、戸惑いが隠せない。