情けないけど、何も考えられなくなって急いで槇島さんに電話を掛けた。
「大変です。ウィルが日帝にいるとの噂がSNSに流れてます。どうやらうちのスタッフが書き込んだらしくて…。
早くしないと、ファンがホテルに押し掛けて来るかも…。
どうしましょう……」
『あぁ、話は聞いてる。
こっちにはまだ何も異変はない。
絶対に大きな混乱に発展させるな』
特に焦った様子もなく、いつもと変わらない槇島さん。だけど、事が事だけに、その声のトーンはいつもより低い。
「情報を拡散させていたサイトは消しました。
ですが、SNS上ではウィルが来日しているのでは?という書き込みがまだ見られます」
『そのSNSなら、管理会社の社長が桐山社長と知り合いだ。うちのホテルにも何度か泊まったことがある。
少し癖のある人だが、連絡してどうにかしてもらえ。
もし出来なかったら、笠原のクビが飛ぶだけじゃ足らないぞ』
その脅しではない言葉にゾクッとする。
「大変です。ウィルが日帝にいるとの噂がSNSに流れてます。どうやらうちのスタッフが書き込んだらしくて…。
早くしないと、ファンがホテルに押し掛けて来るかも…。
どうしましょう……」
『あぁ、話は聞いてる。
こっちにはまだ何も異変はない。
絶対に大きな混乱に発展させるな』
特に焦った様子もなく、いつもと変わらない槇島さん。だけど、事が事だけに、その声のトーンはいつもより低い。
「情報を拡散させていたサイトは消しました。
ですが、SNS上ではウィルが来日しているのでは?という書き込みがまだ見られます」
『そのSNSなら、管理会社の社長が桐山社長と知り合いだ。うちのホテルにも何度か泊まったことがある。
少し癖のある人だが、連絡してどうにかしてもらえ。
もし出来なかったら、笠原のクビが飛ぶだけじゃ足らないぞ』
その脅しではない言葉にゾクッとする。



