第二秘書は恋に盲目

就活生と言われたのは決して若く見られた訳ではなく、私の格好に問題があったんだろう。
そんなに変かな…?

「私もそう思ったのですが、こう見えて秘書だそうです」

「なんだそのダサいスーツは?」

桐山社長はスパッと私の格好を一刀両断した。

「だ、ダサい…?」

あまりのことに声が若干裏返った。
秘書っていったらスーツかなって思ってこれ着てきたんだけど…。
それに今までは制服で仕事してたから私服に気を使うなんてことなかったんだよ。