「どうせ須藤先生の所行くつもりなんでしょ?
止めたりはしないけど、1つだけ。
須藤先生にも笠原に会えばいいのに、なんて言うつもりなのかもしれないけど、そんなこと言わなくていいからね。誰かに言われたからとか、義務で動いて会ったとしても、どうしていいかわかんないもん。
それに、須藤先生が私に会いに来るときって、大抵私が怒られる時でしょ?」
言われてみれば、そうかもしれない。
須藤先生はいつも笠原を苛めてる。クラスにいる男子が、好きな女子を苛めるようなかんじで、楽しそうに。
まぁ、須藤先生はわりとS寄りの人なんだろうけど、そんな須藤先生に怯えながらもやり返すのが笠原の凄いところだと思う。
私が家出をしたとき、私を探し回った笠原を一番気にかけてたのは須藤先生だったし、あのとき笠原に頼まれなかったら、絶対に私を泊めてくれてなかったはず。
比較対象にあげていいかはわかんないけど、八田先生とは見ててわかるほど大きな差がある。
笠原と須藤先生との間には、私がでしゃばる隙なんて実はないのかもしれない。
「はいはい。余計なことは言わないから。
行ってきまーす」
そう見守ることを決めて病院へ出発した。
止めたりはしないけど、1つだけ。
須藤先生にも笠原に会えばいいのに、なんて言うつもりなのかもしれないけど、そんなこと言わなくていいからね。誰かに言われたからとか、義務で動いて会ったとしても、どうしていいかわかんないもん。
それに、須藤先生が私に会いに来るときって、大抵私が怒られる時でしょ?」
言われてみれば、そうかもしれない。
須藤先生はいつも笠原を苛めてる。クラスにいる男子が、好きな女子を苛めるようなかんじで、楽しそうに。
まぁ、須藤先生はわりとS寄りの人なんだろうけど、そんな須藤先生に怯えながらもやり返すのが笠原の凄いところだと思う。
私が家出をしたとき、私を探し回った笠原を一番気にかけてたのは須藤先生だったし、あのとき笠原に頼まれなかったら、絶対に私を泊めてくれてなかったはず。
比較対象にあげていいかはわかんないけど、八田先生とは見ててわかるほど大きな差がある。
笠原と須藤先生との間には、私がでしゃばる隙なんて実はないのかもしれない。
「はいはい。余計なことは言わないから。
行ってきまーす」
そう見守ることを決めて病院へ出発した。



